1人で新規200人相手させていただいた過去の話
3年前、eTONeに参加する前のサロンでの話
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当時は、専門学校の講師として活動した後だったので、鈍った腕を慣らしたかったという事もあり、とにかく数をこなせるサロンを探しておりました。
運良く見つけたサロンで、ありがたいことに
1日で、新規を8〜10人担当する日々が1年ありました。
ざっと計算すると、1ヶ月で200人以上の人を担当したことになります。
1ヶ月200人、それも1人でよくやったもんだなぁと、今振り返ると思うと同時に、多くを学ばせていただいたと、今でも当時のスタッフと会うと感謝の気持ちを伝えています。
人数を多くやったから上手くなるは嘘?!
昔の人はよく言ったもんです。
【下手でも沢山やればそのうち上手くなる】と。
僕もそう言われて育った達です。
確かに、ある程度は上手くなるとは思います。
そう、人並み程度には。
しかし、この時気付いたのです。
下手な人は1000人やっても下手のまま…。
上手い人は100人でも上手いという事に。
これは、お客様に伝わるレベルのヘアスタイルを作り上げるコツを掴んでるか否かの話です。
何故そこまで言い切れるかというと、当時、同じ条件でサロンワークしていたスタッフが、僕含め10人弱スタッフがおりました。
上手な方はやはり、戻り率(指名)も良かったように思います。
単純計算で、美容師歴が長ければ長いほど担当したお客様の母数は多いはずなのに、経歴が浅いスタッフでもお客様が多く付いている方もいたという事は、決して人数が大切ではないという事を物語っているように感じました。
下手くそでも喜ばれる?!
これはここだけの話です笑
流石にこの仕事を10年以上をやってると、そりゃあ上手い下手の区別はつくつもりです。
当時、お世辞にも上手!…と言えない仕上がりでもお客様が喜んでいるシーンは多々ありました。
もちろん僕もそう思われていた可能性だってあるわけです。
だからこそ言えますが、上手いからって喜ばれるわけではないというのも目の当たりにしてきました。
これは、ディスってるわけではありません。
むしろリスペクトの方が大きいです。
なんであの人は支持されるのか?と
そのスタッフをよくよく研究してると、一つだけ特徴を見つけてしまったのです。
それが、笑い声にありました。
笑い声と、お客様の支持率というのは実は比例しているのではないかと私は睨んだのです。
しかもそれが、美容師だけの笑い声だけではダメなのです。
お客様もスタッフ(スタイリスト)と同じくらい笑ってるのがポイントなのです。
(例外で、スタッフだけ笑ってる場合も凄いケースはありました。)
なので、eTONeのこれからスタイリストになる方々へは、そういう部分も知っておいていただきたいなぁと思うわけでございます。
【技術が上手くて、お客様の心を開かせられる美容師】
アシスタントのうちから出来ること
アシスタントのうちから出来る事がそこに繋がるのかなぁと思います。
お客様を如何にリラックスさせられるか?
そう、究極的には笑わせられるか?
別に漫才やれって話じゃないんですよ笑
シャンプーから始まり、如何にカラーを塗布してる間や、パーマのお薬をつけてる間に、心を開かせられるか?
残念ながらこれはマネキンでは練習出来ません。
サロンワークが常に本番でありトレーニングの場であります。
髪を切れる人は沢山います。
しかし、お客様の心を開ける美容師は限られているんだと思います。
私自身も途上の段階です。
なので、一緒にその辺のスキルを高めていけたらと思っています。
30年後も素敵なサロンワーカーでいられるよう皆で切磋琢磨していきたいものです。
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ここの順位も私の気分と比例する。