美容室のお決まりパターン
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2ヶ月前に施術されたA様がご来店されたところから今回の話は始まります…。
「今日どうしますか?」
美容室に行くと必ず聞かれるセリフ。
「2cm切って下さい。」
2ヶ月前は2cm。単純に考えるとそうなのだろう。
ここで美容師側の考え方が別れる。
Aパターン
そのまんま伸びた分2㎝切るというパターン。
メリット
・前回満足していた場合、100%同じではないかもしれないが、似た形になる。
・同じ形なので安心感がある。
デメリット
・マンネリ感を生む場合がある。
・もしかしたら、少し変えたいと思っているかもしれない。
・面倒なので、便宜上そう伝えた。
・そして、何より新しい事に挑戦するのが怖いというのもあるかもしれない。
Bパターン
新しい形を提案するパターン。
メリット
・提案してくれたという気持ちが嬉しい。
・ワクワクする、新鮮な気分を感じることができる。
・なりたい女性像に近づけるかもしれない期待。
デメリット
・怖い、失敗(似合わない)するかもしれない恐怖。
・断れない。美容師さんが熱弁してくれたのに、断るのに躊躇する。
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美容師側の思惑
喜んでもらいたいという根本的理由が根っこにはある。
なので、どのようにしたら喜ばれるのかを必死のピッチで考える。
落とし穴
喜ばせようとするあまり、から回る場合もある。
それは取り調べ形式の接客。
最初の頃は、喜んでもらいたいからお客さんに質問しまくる。
何㎝切りたいのか?
上は何㎝切るのか?
前髪だ何㎝切るのか?
しかし、要望に応えるのなら、QBハウスでも応えてくれるだろう。
もしかしたら、近所のお母さんが切り盛りしている美容室に行くと、お茶やアイスも出してくれるし、お菓子も出してくれる。
挙げ句の果てには、定規まで持ってきて、長さを測りながらカットしてくれるかもしれない…。
だが、残念ながら、みんながみんなそのようなお客様ばかりではないのが現実。
女性と男性の違いから紐解く回答
女性は、理由付けが大切だというのは有名な話。
誕生日プレゼントにしろ、飲みに行く場所にしろ、最初の頃は気を使うものです。
飲みに行く場所が例え笑笑や魚民だったとしても、初めて知り合った場所が笑笑だったとしたら、「今日は初めて飲みに行った懐かしの笑笑にしたよ!」と、一言添えるだけで意味が変わってくる。
…でないと、「なんで笑笑なんだよ、舐めてんのかよ…。」
と、こうなる。
反対に、男性はスペック重視。
パソコンやスマートフォン、車や、家に至る全てのものはスペックの高さ=価値あるものとなる。
女性は何故、あなたにはコレなのか?のその理由を大切にする。
反対に男性は、どれだけこの商品のスペックが高いのか?を大切にする。
統計と経験上。
だとしたら、2ヶ月後にご来店されたA様に対して、もっとも良い接客方法として浮かび上がる案は…。
定義
という定義が出来上がる。
【先読み力×ヒアリング力×引き出し量(理由付け)×共感力】=人間力×技術力×情報発信力=求められる人
…ガリレオ級の問題式となりました。
言葉として挙げると非常に多い。
まぁ、これが絶対ではないにしても、あるに越したことはない項目ばかり。
生涯かけて高めていく必要がある。
コツコツやっていきます。
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