47年の寿司職人人生のピリオドに立ち会うべく向かった先は国分町

スタバ左に曲がって裏路地へ入ると

そこに伝八

寿司屋は緊張する…
「予約してた杉本です…。」と、曇った眼鏡越しに見える大将に伝えたら、大将は気さくに対応してくれた。

え?カウンターの上に寿司がのるの?と、心の中でここの寿司屋のシステムを頭フル回転で探る。
大将に
「ここのお店はご紹介か何かですか?」と、聞かれた。
何故この店に来たのか、どういう経緯で予約を取ったのかを全て伝えた。
大将は息子の繋がりで来店してきてくれた事を喜んでくれた。

斎藤に電話を繋いでもらい、久々に喋ることが出来て懐かしかった。
持病のヘルニアで職人を引退する決心を決めたとの事で、業種は違えど、同じ職人として、なんだか他人事とは思えない気持ちになった。
そんな話をしながら、最後はハイボールで締めた。
大将にお礼を言い、店を出ました。
ほろ酔いの中、ページェントを潜りながら
なんだかんだ言いながらも、当時勤めていた職場を振り返って思うと、散々悪態ついてきたけど、良い職場だったんだなと、改めて思えたような気がした。

とてもいい夜でした。