何故、カットカラー料金が5000円台で提供可能なのか?裏話②

サロンワーク

誰だって安くて良い仕上がりを望むのは当然。

そりゃそうですよね?

ただ、まぁ、安すぎると逆に不安になるのも、また人の心理。

今回は、カットカラー施術を5000円台と、安く提供するためのカラクリをお伝えします。

リーズナブルな薬剤

カラーや縮毛矯正、パーマを安く提供するには、もちろん、お薬はリーズナブルである必要があります。

具体的な値段は伏せますが、それなりにリーズナブルです。

ただ…。

安いから悪いというわけでもないんです。

使い方によるんです。

例えば、フィ◯ー◯(当時のサロンで使用していた薬剤ブランド)は、ミルボンに比べると色味が薄い。

それを逆手に取ると、ブリーチオンカラーには丁度良かったりします。

アディクシーだと優秀すぎて逆にクリアで割る必要があったりするので、その分手間がかかります。

このように、リーズナブルではあるが、工夫次第で如何様にもなります。(体験済み)

あと、縮毛矯正の薬剤についてですが

当時使ってた、これもまたフィ◯ー◯の縮毛矯正剤

これがまた笑けてくるんですが、お店にはレギュラータイプとソフトタイプの2種類しか置いてなくてw

当時の相棒

レギュラータイプはクオラインでいうところの200に相当する薬剤

還元剤のメインはシステアミンとチオ

これ、phは高かったんですが、TGが低くて、硬毛の癖強さんには太刀打ちできませんでした。

だから、これらを使って、どうやって戦ってたかと言うと…

禁断の手法カラー編

カットカラーを確実に90分で仕上げる為には、しわ寄せがかかるところがあります。

それは、カラーの放置時間です。

僕の場合、今は15〜20分、髪質に合わせて時間を置きますが、5900円だとなかなかそうもいきません。

早い人だと5分、通常7分です。

笑けてきますよね?

これで染まるの?って話ですが、硬毛の場合は染まりません。

なので、どうするか?

温めます。

カラー放置は加温が当たり前?

見たことありますか?

これ、僕は今使う機会がないですが、昔は使ってました。

厳密に言うと、ヘナとか、アルカリ使用しない場合に限っては…です。

ただ、7分でカラーを染めにゃならん時は、発動します。

当時のスタッフ達と加温器の取り合いです。

縮毛矯正やパーマも温めて反応を加速させてます。

まとめる

話をまとめます。

5900円が高いか安いかは人それぞれ。

中学生や高校生にとっては高いかもしれませんが、大人の方にとってはもしかしたら安く感じるかもしれません。

そして、5900円の価値を考えた時、満足いく場合とそうでない場合がある。

今回は、ヘアカラーに焦点を当てましたが、染まりがいい悪いで判断するのと、加温によるダメージを気にするかしないかである。

これは、否定でもなんでもなく、そのようにして、時間内に仕上げるミッションを遂行する上では必須だということ。

そのミッションを遂行するには多少のダメージと、染まりが甘い場合もある。という事です。

今思うと、我ながらよく戦ってきたと思います。

リーズナブルな商材で、短時間で、一対一での接客であれば、比較的安い値段で提供できる。

そして、時には裏技的なやり方で、乗り切る。

裏技を使うと、たまに髪にダメージを食う場合もあるので、そこを考えてOKならそれも1つの選択肢となる…。

こんなとこでしょうか。

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