誰だって安くて良い仕上がりを望むのは当然。
そりゃそうですよね?
ただ、まぁ、安すぎると逆に不安になるのも、また人の心理。
今回は、カットカラー施術を5000円台と、安く提供するためのカラクリをお伝えします。
リーズナブルな薬剤
カラーや縮毛矯正、パーマを安く提供するには、もちろん、お薬はリーズナブルである必要があります。
具体的な値段は伏せますが、それなりにリーズナブルです。
ただ…。
安いから悪いというわけでもないんです。
使い方によるんです。
例えば、フィ◯ー◯(当時のサロンで使用していた薬剤ブランド)は、ミルボンに比べると色味が薄い。
それを逆手に取ると、ブリーチオンカラーには丁度良かったりします。
アディクシーだと優秀すぎて逆にクリアで割る必要があったりするので、その分手間がかかります。
このように、リーズナブルではあるが、工夫次第で如何様にもなります。(体験済み)
あと、縮毛矯正の薬剤についてですが
当時使ってた、これもまたフィ◯ー◯の縮毛矯正剤
これがまた笑けてくるんですが、お店にはレギュラータイプとソフトタイプの2種類しか置いてなくてw
レギュラータイプはクオラインでいうところの200に相当する薬剤
還元剤のメインはシステアミンとチオ
これ、phは高かったんですが、TGが低くて、硬毛の癖強さんには太刀打ちできませんでした。
だから、これらを使って、どうやって戦ってたかと言うと…
禁断の手法カラー編
カットカラーを確実に90分で仕上げる為には、しわ寄せがかかるところがあります。
それは、カラーの放置時間です。
僕の場合、今は15〜20分、髪質に合わせて時間を置きますが、5900円だとなかなかそうもいきません。
早い人だと5分、通常7分です。
笑けてきますよね?
これで染まるの?って話ですが、硬毛の場合は染まりません。
なので、どうするか?
温めます。
カラー放置は加温が当たり前?
見たことありますか?
これ、僕は今使う機会がないですが、昔は使ってました。
厳密に言うと、ヘナとか、アルカリ使用しない場合に限っては…です。
ただ、7分でカラーを染めにゃならん時は、発動します。
当時のスタッフ達と加温器の取り合いです。
縮毛矯正やパーマも温めて反応を加速させてます。
まとめる
話をまとめます。
5900円が高いか安いかは人それぞれ。
中学生や高校生にとっては高いかもしれませんが、大人の方にとってはもしかしたら安く感じるかもしれません。
そして、5900円の価値を考えた時、満足いく場合とそうでない場合がある。
今回は、ヘアカラーに焦点を当てましたが、染まりがいい悪いで判断するのと、加温によるダメージを気にするかしないかである。
これは、否定でもなんでもなく、そのようにして、時間内に仕上げるミッションを遂行する上では必須だということ。
そのミッションを遂行するには多少のダメージと、染まりが甘い場合もある。という事です。
今思うと、我ながらよく戦ってきたと思います。
リーズナブルな商材で、短時間で、一対一での接客であれば、比較的安い値段で提供できる。
そして、時には裏技的なやり方で、乗り切る。
裏技を使うと、たまに髪にダメージを食う場合もあるので、そこを考えてOKならそれも1つの選択肢となる…。
こんなとこでしょうか。